サッカー女子ワールドカップに向けて、さまざまなチームやスポンサーがCMを展開します。これは、イベント自体への注目を集めるだけでなく、試合そのものへの認知度も高めることに繋がっています。
このブログでは、2023年に世界で配信された数々の動画をご紹介します。
FIFA
FIFAは公式YouTubeチャンネルでさまざまな動画を公開しています。特にBrand Identityと称した大会のテーマを象徴する動画では、鮮やかなポップカラーと、オーストラリア先住民族とマオリ族に由来する伝統的な模様がデザイン全体に織り込まれており、開催国となるオーストラリアとニュージーランドの大会公式動画としてふさわしい内容になっています。(動画は以下のリンクからご覧いただけます)
FIFA Women’s World Cup Australia & New Zealand 2023 | Brand Identity
フランス
クリエイティブエージェンシーのオレンジは、最先端の技術と視覚トリックを使用して、フランス代表チームの試合の映像を編集した動画を作成しました。男子サッカーと女子サッカーに対するさまざまな問いを投げかけ、この問題への意識を高める広告になっています。
イングランド
昨年のUEFA女子ユーロで優勝したイングランド。ライオネス*は国の誇りを背負って、本大会での優勝を目指して女子ワールドカップに挑んでいます。動画には、英国特有のユーモアが注入されており、選手だけでなく母国で応援しているファンとその多様性が表現されています。(*雌ライオンの意。イングランド女子代表を表すニックネーム)
スイス
スイスは今年の大会で大注目チーム、というわけではないかもしれませんが、新世代のファンとして、女子サッカーの台頭を擁護する子どもたちの姿が印象的です。
アイルランド
アイルランドフットボール協会によるアイルランド共和国女子チームのプロモーションビデオは、”Outbelieve”の呼びかけと共に、女子サッカーの直面する固定概念に挑んでいく姿勢が表現されています。
オーストラリア
今大会の共同開催国の一つであるオーストラリアは、チームのために 2つのコマーシャルをリリースしました。1つはメンバーを発表するもので、もう1つは女子の試合を盛り上げるためのファンキーで新鮮な動画になっています。
ポルトガル
クリエイティブエージェンシー、電通によるポルトガル女子代表チームのこのコマーシャルは、平等を促進し、心の琴線に触れる素晴らしい作品になっています。涙なしには見られません。
コカ・コーラ
歴史的に、コカ・コーラはサッカー(およびスポーツ全般)イベントのスポンサーであり、象徴的な広告の数々をリリースしてきました。コカ・コーラが2023年の女子ワールドカップに向けてリリースしたものをチェックしてみましょう。
Fox Sports / 米国チーム
2度のディフェンディングチャンピオンである米国女子代表チームが世界最強のチームの1つであることは誰もが知っています…彼らを倒すには何が必要でしょうか?(動画は下記のTwitterのリンクからご覧いただけます)
https://twitter.com/i/status/1667192328354930688
おまけ:ドイツ (2019)
2019年大会のコマーシャルであるにもかかわらず、これは今でも女子ワールドカップの最も強力な広告の1つであり、今また見る価値は絶対にあります。
一部抜粋:「私たちの名前知ってる?」「ふん、知らないでしょ」「私たちの名前すら知らない国のために、私たちはプレーしている」「でも欧州チャンピオンに3回なったことは知ってるでしょ?」「知らないって?だって8回だものね(8回もなっているのに?!)」「最初の優勝賞品はティーセットだったわ」「私たちは女性であるが故の戦いをしてきた ー『女性は子どもを生むためにある』『洗濯部屋がお似合い』『スローモーションでアマチュアの試合を見ているようだ』」「でもね、言わせて。タマはないけど、ボールの扱い方は知ってる」「別に顔を覚えていただかなくて結構です」「私たちが自分達のやり方で試合をしたい、ってことは分かってほしい」
最後に、FIFA女子ワールドカップを視聴する方法をぜひご確認ください。お住まいの国に応じた最適なストリーミングサービスをご紹介しています。がんばれ女子サッカー!